侮っていた一時金
当社の嘱託事務員の処遇は、明文化はされていないが親会社の嘱託に準ずることが暗黙の了解となっている。嘱託事務員のうちの1人は、現在、経理、給与等を担当している女性であるが、親会社に居たことがあり親会社の嘱託とも親交があることから、親会社の嘱託処遇情報はすぐ彼女の耳に入るものと考えている。(男性は自らの処遇情報はあまり話さないが、女性の場合には筒抜けになることを前提に考える必要があると思っている。)親会社の嘱託とあまり処遇が異なると不満を持たれかねないことから、親会社の嘱託の処遇に関して情報収集を怠らないようにしている。
年明けに、親会社の嘱託には今年度から一時金が支払われることをキャッチしたため、当社でも同様に支払わないとまずいと思い予算手当を行った。予算を通したところで親会社と同様に一時金を支払う旨を嘱託事務員に通知して感謝され、一仕事終わったと思っていた。
賞与月である来月には一時金を支払うこととなるが、その対象者でもある経理、給与等担当の嘱託事務員から一時金の処理について相談を受けた。一時金から健康保険料、厚生年金保険料、介護保険料、雇用保険料などの社会保険料や所得税等は控除するのかどうか処理方法が前例がないため判らないとのことであった。しかも、給与扱いか賞与扱いかで料率が異なり、社会保険料控除後の金額が課税標準となるため、所得税額も変わってくるとのことである。ネットで調べたが、あまり要領を得ないため、結局、親会社に照会する羽目になった。とりあえず、親会社と同様の処理で雇用保険料のみ社会保険料を控除し、その控除後を課税標準として所得税額を計算することとした。
ボヤキ:とりあえず親会社と同じ処理をしているが、親会社の処理が正しいかどうかは疑問に思っている。しかしながら、寸志に毛の生えた程度の金額の一時金であるが、前例がないことであるため、処理方法等侮りがたいと思った。
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