反面教師

出向元の金融機関で法人税を担当していた時に、今の自分の立場である関係会社の総務部長から、その関係会社社長のゴルフ会員権の売却に係る所得税法上の取り扱いについて聞かれたことがあった。オーナー企業じゃあるまいしそんな個人的なことをしかも守備範囲外である所得税についてとムッとしながらも、何とか調べて回答した記憶がある。

ボヤキ:今ではあまり考えられないことであるが、我々より10年以上ぐらい上の世代は、何でもかんでも会社が面倒を見るのが当たり前の時代であった。しかしながら、オーナー企業の総務部長であれば、今でも創業社長の個人的な問題について対処しているのであろう。万一、自分が社長から個人的な問題について依頼を受けたとしても、当時の関係会社の総務部長が自分に丸投げしたことを反面教師として会社の他の人の手を煩わせるのではなく、自分自身に留めて問題解決を図ろうと思う。



中小企業総務部長のボヤキ

役職員10数名の中小企業(複数の金融機関による合弁会社)において、総務、経理、人事、労務、 法務、システムなどなど、何でも屋の総務部長(総務担当役員兼務)をやっています。 その業務にまつわる事柄を、過去の業務経験等を織り交ぜながらご紹介しています。

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