労災申請
終日不在にしていた翌日に出社すると、総務部の所属員が指に包帯を巻いていた。聞けば前日金庫を閉める際に指を挟んだとのこと。聞いただけでも痛くなる話であるが、昨日から様子を見ていたがやはり痛いので、近所の病院へ行くということで了承した。しばらくしてから、その所属員から電話があり、病院で診てもらったところ、指を骨折しており、原因を話すと労災にしたほうがよいと病院が言っているとのことで、それでよいかと許可を求めてきた。労災申請のメリデメ等調べる間もなかったが、数少なくない事例を扱っているであろう病院がそのように勧めているのならと、即決で許可した。電話を切った後、労災申請のメリデメを調べると、申請すると労災保険料が上がる可能性があるデメリットがあるものの、労災を隠すと労働安全衛生法違反となるとのこと。金融機関の子会社である当社にとっては、法令違反のリスクに比べると労災保険料の上昇懸念など比べものにならないということで、労災申請の判断は間違っていなかったと胸をなでおろした次第である。
ボヤキ:社会人になって30年以上経つが、事務職だったということもあり自分や自分の周りで労災となった事例に遭遇したことは無かった。そのため、病院に行っている所属員からの電話で労災申請の許可を求められたときには、一瞬怯んでしまった。後から考えると、指に包帯を巻いている原因を聞いて病院に行くという時点で、労災について調べておくべきで、さらには病院に行く所属員に労災申請を前提に手続するよう送り出すべきであった。
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